大晦日、琉球新報を取り上げてみよう。
見事しか形容できない。徹底した政府批判には筋金入りというしかない。
リベラル紙を超えて反体制の意気込み、自由民権運動当時の廃刊に追い込まれた新聞社を彷彿させるようだ。
その時代を知らないが、それほど徹底しているな。朝日新聞社などに比べたら、その頑固さが際立つ。報道統制弾圧の歴史の先頭でその歴史を目の当たりにした朝日新聞社の軟弱さに比べたら県民の誇りだろう。
紙面づくりや記事の内容、偏向など、さしたる問題ではない位の反体制を貫く、笑うしかないくらいに見事と言うしかない。
26ページの特に今日は薄い紙面でこれだけ強く主張している宜野湾市長選への入れ込みようは決戦前夜のようだ。
琉球新報社の中身をたまには確認、従業員持ち株が7%もある。その他、地元の個人や会社を合わせて25%を超える地元所有率になっている。
沖縄最古の新聞社であり、戦時中の反省が未だに沖縄だから息づいているのだろう。そして復帰闘争なと本土にはない沖縄独特の歴史経過を持つこともあるだろうな。
反体制って言っても、ザックリした反体制であり、地域政治や反体制内のセクト争いなど内なる体制への反体制は入れてない。
あくまでも対政府であり、体制側と言われる政府を中心とした社会体制への反体制での話。
落ち穂という文化面エッセー囲みコーナーがある。1月からの新執筆陣の紹介記事に目がとまる。
沖縄生まれが6人、それ以外が4人。
男女比は5:5であり、沖縄は3:3。本土側は2:2である。
単に男女比でもなくナイチャー、ウチナーという話をしたいわけではない。区別でも差別でも被害妄想でもなく批判でもなくアイデンティティを語る訳でもない。
ただ、現実、沖縄の置かれた現実を見たいだけだ。
文化と景観の伝承とはと考えてみる。
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