2015年12月16日水曜日

モラルね

モラルハザードの社会、砂上の上の社会か、社会の根底になる信用信頼、いわゆる与信と受信行為が成り立たなくなる。
一万円が一万円ではなくなる。
1000兆円の借金と1500兆円の金融資産の日本だが社会インフラや建物不動産価値がなくなれば、すべてが崩れる。
日本社会で各分野でどれだけのモラルハザードが起きているのか?
その実態も分からないままの状態は、もはや信用バブルの破裂しかねない社会かもしれないな。
検査チェックが機能せず、金の受給関係による主従関係が当たり前になり、検査であろうと依頼主利益に添うという価値観が行き過ぎた民営化の行き着いた信用信頼不安社会となったのか。
世紀を超えた辺りから、業種業界を超えモラルハザードが原因の問題が発生しツギハギで手当てをし本質的な対策を取らず、再開発事業なりで建て替えしながらやり繰りしているが7割がたが欠陥であれば、いずれ間に合わなくなる。
金融バブルで公的資金を打ち込みウヤムヤにしたような事ができなくなれば崩壊する。
土木建築に関わらず、企業会計においても同様になる。しかし、社会インフラを含め土木建築の信用崩壊は日本社会の崩壊を意味する。それにより金融が崩壊し貨幣や株は紙切れになる。
社会インフラ危機が言われて十数年、ここで爆発的に施工信用が失われれば大変な事になる。
経済成長最優先の意味もなくなる。綻びを塞ぎ続けるにはGDPを上げるしかない。
まだ、戦争や破滅的な災害での社会破壊の方が手当てがし易いだろう。
中国を笑える国ではない。民営化などコストカット社会の弊害が長く続き過ぎだ。
STAP細胞はありますは笑える話ではない。
そのような社会の問題がニュースで流れすぎている。
阪神淡路大震災以降進められている橋脚の耐震補強工事の補強部品の検査チェックの癒着不正で7割の部品が欠陥、意図的にコストカットの為の手抜き。5年間で500箇所、工事のやり直し。
横浜の杭打ち問題も局所的な問題にしているが根は深い。以前のアネハ事件のウヤムヤ解決など地震で壊れるのを待っているようだ。
熊本の化血研、東芝、JRと事欠かない。国ですら怪しいものだ。
予算が予算目的より、経済的要素でしか価値を求められ政府がそれにしか答えていない。
税制遊びと利権だらけでは本来の予算目的は達成できず綻びばかりで軋みが亀裂になり崩れていくのは時間の問題か。
経済政策なのか福祉政策なのか、防災、エネルギー、環境、教育なのか?予算はその目的達成の為に計上支出される。
しかし、資金が回る事がメインになり、そこから霞取るように利潤を無理やり作り出す事が当然になっている。予算目的達成より受け皿業界の利権としてピンハネ。最たるものが介護福祉士給与アップの為の予算も企業に吸い取られ現場にはほぼ行かない。ほぼすべてが補助金で作られ持ち出しなしが当然の福祉事業の実態。泣くのは無認可の小さな真面目な事業所であり、働く人たちでしかない。
高額医療費の問題も保険業界の為、完全な格差社会になる。企業の内部留保が何百兆円にもなる国が病院にも行けない人が普通になる。しかし、原発事故による放射能被害による国家的影響対策として世代交代を早め希釈して行くしかないのなら生物的知恵として個人の寿命を短くしネズミのようなライフサイクルで黙って死んでいくしかない。
国民主権ではなく国家主権という思想では国民は資源でしかない。

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