2015年12月15日火曜日

紙面風景

毎日、新聞を広げ、さっと流し見していると紙面感情?みたいな波長を勝手に増幅器で増幅して受け取ってしまうのだろうか?
一面トップがシンポジウム記事、見出しが第二の捨て石となる。
社説二つが政権への関節批判、一つあるのは日々の事だが二つともか。
三面トップもシンポジウム記事。
定期的に復帰運動時の回顧記事はある。夏は瀬長亀次郎がキャンペーンのようにシリーズ記事が続いた。
先日から始まったのが屋良朝苗の回顧シリーズだが瀬長亀次郎の時とは趣きが違うような勝手な感じで受け止めてしまう。
そのすこし前にはコザ騒動、立場によってはコザ暴動。沖縄の人、古い人にはコザ暴動だが、いつの間にか騒動として定着させられた事件。
社会面の左肩は気付くと政権、自民党、基地、戦争など紙面風景で関節批判心情を作り上げている。
沖縄の新聞だから、琉球新報だからと当たり前と勘違いの上に何気なく色濃く政権批判が続くのは、いくら琉球新報でも違う風景であろう。
一重にこれは、伝える側が読者支持層を反映したものでリベラル側の盛り上がりのなさを感じ取り、必死に県民感情に火を付けようと、県民民意への不安の表れとして捉えてしまう。
民族感情をこれだけ煽っても安全領域であるからできる表現であり、手探りではあるが計算されたプロパガンダだろう。
彼らから見たら、今、沖縄は冷えているのである。それが一時的なものなのか?それとも氷河期のように長期にわたるものなのか。
日本本土は少しづつリベラル側の盛り上がりの芽吹きが見え始め、それに反比例するように沖縄が冷めて行かなければいい。しかし、直ぐ変わるものではない。
宜野湾市長選挙の志村氏サイドの小さな個人懇談会のスケジュールがどのようになっているのか?
バロメーターだな。浸透具合がモロに分かるだろう。
そして、気になる物がもう一つある。自衛隊に関する記事の割合だ。内容問わず増えてはいないか?統計的にどうだろう。
今日は安保法による運用開始になるスーダンへの派遣に駆けつけ警護など新しい任務の先送りが噂されている。参議院議員選挙前の実施は選挙への影響が懸念されるとする内容だ。
しかし、先日来、自衛隊配備などとは質の違う自衛隊記事が多くなっている。表に出ている記事は関節的な内部引き締め効果がある。
安保法施行前に不用意に内部情報が漏れる事に政権は神経を使っているのではないか。
ヘリ選定における防衛整備の記事など自衛隊内における反主流派の掃討かもしれないな。
高々、3500人の実働部隊しかいない自衛隊で中国脅威に立ち向かうことに違和感さえ感じない多くの国民がネットで安全保障を語り沖縄を語る。
クナシリ、エトロフにはロシア軍基地が拡張整備されていくが言論には出てこない。温暖化で開ける北海航路、頭のクナシリ、エトロフの基地に頭を押さえつけられた状態で日本の安全保障を語るなど中国以上の問題が進んでいるのではないか?

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