二人の知事と言うより、復活した高等弁務官かな島尻安伊子の沖縄北方大臣就任。
この島尻安伊子の大臣就任は思いの外、緩んだ堤防決壊防止の杭以上に効果を発揮しているのではないか。
41市町村の首長の翁長への雪崩現象を食い止め、第二の知事以上の沖縄総合事務局のトップとして一括交付金の最上位に君臨している。実際に明確な自民党支持表明的な発言と行動を取る首長は過半数を超える。
本来なら県庁トップの知事の権力は絶大であり、その権力で露骨に予算的圧力を選挙時にかけてくるが翁長知事への首長の忠誠は歴代知事に比べ、それほどでもない。
オール沖縄知事と言えども、元は保守自民党の翁長氏だが保守に全面的に支えられた知事ではなく、仲井真氏がやっていたような高圧的なことがやりにくい環境でもある。それでも民意の後押しが保守首長連合とのバランスをとっている。仲井真知事時代なら4/5の首長は逆らえなかった。
そのような中、島尻安伊子氏の沖縄大臣就任だ。島尻安伊子本人の選挙への影響より、知事の頭越しに予算の窓口が県庁を飛び越え総合事務局、内閣府とできる、なんとも心強い保険、アルソック並みの根拠になる。
二重行政ならぬ二重統治の構造を作り出している。
沖縄の地方自治は一括交付金にほぼ依存し地方行政を行っているのが現状だ。その象徴的な例外中の例外が久辺3区への交付金だろう。
昨晩のニュースで嘉手納以南の基地返還の前倒し、負担軽減の実績として、新たに牧港地区の一部返還が発表された。それにより国道58号線の拡幅工事が行われ交通渋滞解消が期待できる。
宜野湾市以北の住民及び事業者にとっては要請がやっと叶う地域課題がひとつ進む。
当該宜野湾市民へのアピール度は大きい。クリスマスプレゼントに近い。間違いなく市長選挙を勝ちに来ている。そして、その感触も手応えもあるからできる政権の目に見える最大限の選挙応援でしかない。
考えたくないが、ある意味ダメ押し的追加点の意味を込めているのだろうか。普天間基地米軍機レーザー照射事件報道に続き、立て続けに繰り出される政権の露骨な選挙への介入に比べオール沖縄側には代執行裁判報道しかアシストがなく、佐喜真陣営の取り組み攻勢しか流れない中、志村陣営の話はほとんど聞こえて来ない。それに対比するように辺野古報道は続いているが、それを政権は風景として宜野湾市民に見えるように演出にしているみたいだ。
なんだか、ワッショイワッショイとお祭騒ぎのように感じてしまう。
昨日の琉球新報一面の翁長知事の県議会での質疑答弁記事、なんかすごい内容の議論だなと感じるが
自衛隊の次期ヘリ選定における防衛装備品の選定疑惑が気になる。案外、小さなほころびとして広がらないか?変な期待を考えてしまう。あえて自衛隊から、そこがわざとらしくストレートなアメリカの意向としての狼煙?そろそろ、あってもいいスキャンダル。アメリカ大統領選挙も共和党トランプが下降し始め、苦しみながらヒラリーの政権が見えて来れば、安倍一派には、そろそろお役御免の時期が来ても不思議はない。
このような妄想になるのも安倍自民党の選挙の強さが半端なく思えるからだろうか。
やはり、日本は外圧しか政治は変わらないと皆が思っているかもしれないな。
しかし、選挙はやってみないとわからない。最初の情勢報道に注目し、待つしかない。
12月9日は座間味島から辺野古への同行依頼が来た。いっしょに行って来れないかと二人だが、これで12月のノルマをこなせる。
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