2015年12月21日月曜日

すべてが選挙対策か

琉球新報2015年12月17日
予想していた通りにコンビニに立てられた新聞はいつもより厚く4ページほど多くなっていた。
一面から重厚な紙面、全体的に読み応えがありそうな今日の新聞、一番気を引く「夫婦別姓」は思いっきり省く、外事、論壇、生活保護、地域、社会面も省いて15カットだ。
一面から五面まで、特に一、二、三面は教養として押さえたい。

選挙を背景にした新聞とネット、特にFacebookの作り出す風景について考えてしまう。
発表報道や政治的飛ばし記事とFacebookのタイムライン、この二つが作り出す風景はあると思う。
宜野湾市長選挙における固定支持層の割合は過去の結果から革新側が多いと考えられる。
しかし、先の市長選では千票足らずで負け、知事選では僅かながらオール沖縄側が勝っている。
勝敗を分ける固定した支持を持たない人たち、浮動票と言われる人たちに見える風景はどうのようになっているのだろう。
新聞に載る発表報道、特に政府が行う発表報道と政権側が行う飛ばし記事は、一見、シンプルで解説がなければ、字面がそのまま風景として意識の中に取り込まれる。
決定事項のように勘違いを意図したものが多い。
また、深く考える作業も日常ではあまりない。
特に今の時期、多くの要素が重なり効果的とも言える。
来年度予算案策定作業中であり、参院選対策もあり、宜野湾市長選挙前でもあり、選挙における政策との相乗効果も確実にある。
島尻安伊子の発言も立場が違えば受け取り方も違う。良し悪しではなく選択を迫った提示だ。
昨日の二面にあった小さな記事「子ども貧困対策自民県連チーム」など、刷り込みが盛んだ。
12月に入り毎日、政権の刷り込み記事が紙面を飾っている。
島尻安伊子の顔入り記事が一面、二面にほぼ連日載ってない?
行政を握ると毎日、選挙広報が可能だ。

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