2016年2月24日水曜日

中東と極東、ぎっこんばったん

オバマ大統領と安倍首相の電話会談の内容が報道されている。2月9日の話だ。

意図的リークの目的と影響は何処に向けられたものか?

当然、国内向けだが、シリア内戦の米ロ停戦合意のタイミングとなっている。
宮崎イクメン問題で内閣支持率が下がったばかり、支持率回復のためなら使える材料を使える時に使わうという時限的な材料か。
米ロのシリア停戦合意は実質的にはロシア外交の勝利と言っている人もいる。

北朝鮮のミサイル発射は、その意味では影響は大きい。
すべて結果論だが、中国の南シナ海、西沙、南沙諸島へのミサイルやレーダー配備と北朝鮮の先制攻撃報道など一連の動きは連動したものだろう。
シリア情勢を睨みながら、大陸の東西での揺さぶりには大統領戦の最中、アメリカの外交軍事政策やTPPなどの政策へも影響を与える。


アメリカ大統領選の民主党、サンダースはTPP反対である。ここにきてクリントンも反対と言い出している。
中国、ロシアは、このTPPは反対だ。
このように考えると対アメリカと言うより、アメリカの金融資本との戦いがロシア、中国の当面の敵となるのかな。
金融資本のためのグローバニズムの姿が徐々に露わになってきた。それに合わせてコストとしての労働力のグローバル化の2極がアメリカのグローバル戦略の中身になっているように見えてくる。
どっかで聞いたような、資本と労働力と資源の基本的な話。
資本は一人占めできている。
石油もシェールでアメリカが産油量第1位、利上げでさらに資本はアメリカに還流。
世界規模のアメリカによる兵糧攻めをタイミング良く北朝鮮のミサイル発射が風穴を開けたことになるのかな?
そう考えると北朝鮮の「先制攻撃も辞さない」発言は現実味を帯びてくる。
クリントン元大統領時代に北朝鮮への武力攻撃が具体的な話としてあったらしいが中国との関係で止めた経緯がある。
オバマ大統領の任期は残りわずか。戦争を次の政権につなげることも、よくあるアメリカの歴史。そのことで次期政権をフリーハンドにさせない効果もあるのも事実だ。

その視点なら中国の南シナ海へのミサイルやレーダーも安全保障上致し方なくなる。
ついでに沖縄の核兵器の写真やそれに付随して流れた日本への刻持ち込みなど騒々しい話が続いている。

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