琉球新報を見ながら
2015年9月10日 旧7月28日 木曜日
今ある脱力感は何だろう。
山場の8月を迎えようと上り詰めた危機感と高揚感の中で流れた一ヶ月の国と県の辺野古集中協議による中断。
そして、岩手県知事選挙の回避、70年談話、中国元切り下げ、工事爆発、株価暴落と目まぐるしく揺れ動いた8月が終わり、決めてもなく安保法案審議は進んだ。
改正マイナンバー法、個人情報保護法改正が可決され、派遣法も続いて可決。
自民党総裁選も無投票で日程消化し、辺野古集中協議も明けて、残る安保法案も日程内にクリアするだろう。
7月末に何を8月に期待して高揚していたのだろう。10%や20%の材料を集めてパーセンテージをタダ期待感だけを上げたのだろうか。
モノが燃える、燃焼の三要素は、「可燃物」と「支燃物」と「点火源」チャッカマンでもいい。
可燃物は安保法案であり、支燃物は空気であり世論である。
点火源はアクシデントである場合が多い。
岩手県知事選挙は空気になり、辺野古と70年談話はアクシデントになる危険性が含まれる。
70年談話は3月時点で中国にはワンクッション入れてある。問題は辺野古だが、これも5月から防火帯を急ぎ、ギリギリ7月末で間に合う。
もう一つのアクシデントはスキャンダルだが、これも小さな当て馬でガス抜き効果で上手く食い付かせたのだろうか。
度重なる暴露資料による追及も積極的に答弁しない内容の迂回告知による国民浸透には効果的なタイミングでやったと思えるほど傷は小さく済んでいる。
待ち構える安倍政権の10月攻勢へ向けて対応できる心構えはできているだろうか。
それまで、数%の波乱に期待しながら今は残された9月の消化日程を見届けますか。
翁長知事の国連演説でハプニングなど期待してはいけない。
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