7月15日、安保法制一色の紙面、
街頭アンケート記事が社会面にある。
意外と賛成が多い。アンケートに積極的に答えるという偏りなどがあるのだろう。
目に付いた意見に「かみ合わない議論をするより、決めて先に進んだ方がいい」というものがある。これも正直な国民感情だろう。
国民主権や立憲主義とは程遠い、そもそも論の届かない世界の生活価値観は
お上、政府、国家いわゆる公の正義を無条件に疑わないことによる安定志向から来るものか。多数こそ正義の世界観。有史以来の統治行為論を法の上に置くことにいささかの疑問を持つことのない、ある意味の保守層が多数であるのだろう。
そう言う意味ではタイやエジプトなどのようにクーデターの可能性を秘めた社会なのだろう。クーデターが成功するか失敗するかで評価が180度違ってくる素地を持つ社会ということか?
目的や手段の正当性より、結果、成果によって抵抗より受け入れる事を選んでしまう日本の社会性なのだろう。欧米と違って自ら民主主義を勝ち取った訳でもなく、対国家という概念すらない中での立憲主義の議論はなじまないのだろうか?
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