2015年8月26日水曜日

Green flash of memories



 8月15日の琉球新報に久しぶりにグリーンフラッシュの話題が取り上げられた。
 グリーンフラッシュを写真に撮るのは極めて難しい。検索で出てくる画像はどれも太陽の縁が緑色になっている物か緑色の太陽の画像ばかりである。
 一瞬の煌めきを切り取る技術的な問題からくるものなのか。はたまた、表現上の難しさから敢えてグリーンフラッシュ現象直前の太陽がハッキリ見える画像でないと分かりにくい理由によるものかは定かではない。
 中々、出会うことのない現象だからだ。
 今回も紙面の都合もあるかもしれないが多少の説明はあった方が親切だろう。これではグリーン サンとフラッシュが混同されてしまう。

 グリーンフラッシュのイメージは、あの有名な映画「パイレーツオブカリビアン ワールドエンド」の方が上手く表現されている。
 この現象は画像で見るものではなく、体感、体験するものと改めて感じてしまう。


 サンセットとグリーンフラッシュの話題を中心としたブログを5年間やっていたことがある。今は抹消して跡形もない。
 その中の10年ほど前のグリーンフラッシュとの出会いを書いた記事があったので再投稿します。
 

 
 グリーンフラッシュとの出会いは2004年の夏でした

島は前年からつづく少雨で水不足
梅雨も空梅雨気味で期待がはずれ
後は夏の台風を待たなければならなかった

夏も本番を向かえ島も観光客でにぎわい始めたある日
友人と夕涼みをかねて島の西の端の展望台に出かけた
ここ数十日も天気が続き雲一つない晴天だった

展望台に上り夕日を見ていた
あと夕日が水平線に沈むのに20分もないだろう
展望台には私たちグループ6人と観光客のカップルが2組

夕日のふちが水平線にかかり始めた
グリーンフラッシュのことを私がしゃべりだした
多少の知識はあった
アフリカやオーストラリアで
写真に撮った人がいるとかいないとか
乾燥地帯の現象だと

水平線に夕日がほとんど沈みかけた
こんな夕日はめったにない
とうとう太陽の最後のふちが沈む

その瞬間、青緑の光の筋が水平線から伸びて全体をつつんだ
え!
どのくらいだろう
長く感じた
一瞬ではない
結構長い時間だ
1秒はあった

グリーンフラッシュよく名づけたものだ
でも、こんなもんだろう。天気がよければいつでも見れると
あれから、グリーンフラッシュどころか、あんな天気の夕日にも出会ってない

後日、ヨットの仕事で島を出てた友人と展望台で夕日を見ててグリーンフラッシュの
話になった
なんと、偶然にも奄美近海で同じ日に同じグリーンフラッシュを彼も見ていた

グリーンフラッシュよ、再びと日々展望台に通うこととなった

 

グリーンフラッシュ現象とはどんなものなのか
文献やweb検索で報告・目撃談なりを転載という形で紹介していきます

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(写真なし)

グリーンフラッシュ(Green flash)とは
太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に、
緑色の光が一瞬強く輝いたようにまたたく、非常に稀な現象。

地球の丸みに沿った大気によって
太陽光はプリズムによって曲げられると同じように屈折するが
大気の波長分散によって短い波長の光だけが届く条件で
大気のゆらぎによってまたたくものと考えられる。

高い山、離島など、空気が澄んで遠くが見渡せる場所から
見られる場合が多いがその確率は非常に小さい。 
例えば小笠原諸島父島にあるウエザーステーションは
日没時に比較的グリーンフラッシュが見えやすい所として有名。

"
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5" より作成

記事トップの写真は転載先の記事とは関係ありません
座間味島の夕日や夕暮のオリジナルの写真でグリーンフラッシュに辿り着くまで
楽しんでもらえればと思ってます

なるべく新しい写真をと考えてますが
しばらくは過去の写真でお許しください 

 

グリーンフラッシュについて
夕日百科の記事を紹介します

夕日が赤く見えるのはなぜか

太陽の光りの波長の長さにより
太陽の位置によって見えやすい色の光りがあります
太陽が高い位置にあるときは短い波長の光りがよく届き
低い位置にあるときは波長の長い光りの色が見えやすくなります

太陽の光りは波長の長いほうから
赤・オレンジ色・黄色・緑・藍・紫の虹の七色です
波長の短い青い光りは太陽が遠くなると拡散して見えずらくなり
波長の長い赤い光りが私たちのところに届き夕日が赤く見えます

グリーンフラッシュは
太陽の緑が水平線に少しだけ出ている時
赤やだいだい、黄の光は、目には届かず
緑、青、むらさきだけがやって来ます
しかし、青やむらさきは途中で散乱してしまい
結局緑だけが強く見えるようになるのです

この現象は瞬きするほどのごく短い時間しか続きません
しかも、雲一つない透明な空と長い水平線が必要とされるため
ごくわずかな人だけがこの光りを見る幸運にめぐまれるとされ
「伝説の緑光」とされています。 

もっと詳しく 
地球の丸みに沿って大気も丸くなっており
色ごとに屈折する角度が違うので、それぞれの色が目に届くルートは分かれます
地平線すれすれに沈む太陽の光は太陽の縁が地平線の向こう側に隠れる時
太陽の光は虹のようなスペクトルに分かれます

そのスペクトルの一番下には赤い光が,一番上には青い光が現われます
太陽が沈んでゆくにつれ,スペクトルの赤い部分は地平線の向こう側に落ち
青い部分は,普通,大気のために散乱します
その瞬間,目に見える最後の光がぱっと緑色になることがあります
緑色になるのは,緑が光の原色の一つだからです

ブルーフラッシュが起きるのは
大気が非常に澄み切っていて,あざやかな閃光が現われるほど十分の量の青い光が
空を通過する場合に限られています。 

夕日はすっかり沈むまで見つめていたい。 
たいへん稀な現象、そしてわずか数秒という短さ
だからこそ、グリーンフラッシュには
「この光りをみたものは幸せになれる」という伝説が生まれたのでしょう。
どうぞ、夕日がすっかり沈んでしまうまでじっくりご覧になってください。もしかしたら・・・・・、そんな思いで見つけた夕日の美しさは、旅のすてきな思い出になることでしょう。 

私が見たグリーンフラッシュのイメージどおりの解説です
夕日百科の記事を抜粋して載せてます
興味のある方は下記にアドレスを載せてます
<a href="
http://tabijozu.ne.jp/yuhi/hyaka/">http://tabijozu.ne.jp/yuhi/hyaka/</a> 

 

イメージトレーニングです

今日の日没の夕日の写真を使って
グリーンフラッシュのイメージトレーニングをしましょう

夕暮sunset2006.6.25に投稿した夕日の写真の後の日没まじかの夕日です
写真には雲が少しありますが雲はないものとして考えてください
この写真の次の段階を思い浮かべます

雲ひとつない水平線に夕日が沈み
最後の太陽の上の淵が消える瞬間・緑の閃光が走るのです

イメージしてください
その一点から緑の光りの筋が四方八方に広がるのです



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