2015年8月22日土曜日

制度の限界は価値観の限界

8月9日
 破壊という現象による経済効果は恐ろしくて誰も言わない。しかし、事実である。
 破壊は戦争、暴力をイメージしやすい。人道的観点の善し悪しを除けば、(除くのは問題だが) 戦争や自然災害のダメージ現行社会の破壊によって変化してきた。破壊は硬直化した環境を手っ取り早く変化させる。
 大きな破壊から小さな破壊まで、変化に合わせようと小手先の修正、解釈変更では根本的な矛盾を覆い隠せない。安全保障から働き方まで制度の限界は価値観の限界であり、どの価値観を選択し壊すかだろう。

 復帰前のドルから円への通貨切り替えの書籍の紹介記事があった。「沖縄返還と通貨パニック」変化の激しい時代を実感して育ったのは幸運だったのか?25セント銀貨すでに銅が挟まったサンドイッチ銀貨を数枚握りしめ銀行の前に並び証明書をもらう。証明された金額より証明書に貼られた証紙代わりの切手が後に数倍の価値になるなんて知る由もなく復帰前借金して住宅を作った人のほとんどが得をした。

 離島シンポジウムで知り合った与論島の公務員から電話で与論島の台風被害が酷い。ナゼ、沖縄は鉄筋コンクリート建てが多いのか?与論島は固定資産税の問題で鉄筋コンクリート建ては普及してない。特別な税制度があるのか?と質問があった。しかし、同じ税制度で固定資産税の優遇はない。あるとすれば、広大な米軍基地の中の緑の芝生に建つ米軍住宅への憧れと貨幣価値の大きな変動かな

 アメリカとインドネシアの合同軍事演習が行われた。アメリカとの軍事演習は対中国へのけん制とニュースは伝える。裏を返せば軍事演習という実質的な軍事侵攻、支配ではないか。
 軍事依存が高まれば主権は脅かされる。
 ベトナムと日本はある意味似通った国、類似性が高い。歴史があり、独自神話があり、大乗仏教である。プライドが高く、いち時期を除けば独立を維持してきた。蒙古斑がある。

 まったくもって、オバマの意志が見えないと思うのはわたしだけかな?民主党の大統領でありながら、共和党政権のような。
yes we canの最初の選挙中から政策に民主党らしさがなくなり、右傾化が言われていた。ノーベル賞だけもらってコイツは何をしたんだろう。TPPも本当はやる気ないのじゃないのと疑ってしまう。
最後の抵抗とか言ってね。


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